ナチュラルとかウォッシュドってなに?
コーヒーの製法の違いの事なのです。コーヒー豆はさくらんぼに似た果実の種。
コーヒー豆にするまでの過程でまずは果肉を取って乾燥させるという製造工程があります。
この時にどのような方法で果肉を取り除いたか?
これがナチュラルとウォッシュドの違いです。
◆果肉ごと天日で乾燥させて、乾いた果肉を取り払うナチュラル
この方法で作られたコーヒーは、長時間果肉に接していたことで特徴のあるコーヒーが出来上がります。
ナチュラルはよくベリーのようだと言われることがあるのもこのような工程をたどるからかもしれません。
そのような果肉感だけでなく、渋みなどもウォッシュドに比べると感じると思います。
見た目もどす黒さが残り、すべて手作業による処理の為、欠点豆も多く均一な製品ではないことも特長です。
また、均一性がないことに一部の玄人には受けることが多く、コーヒーの奥深さを感じられるのはナチュラルかもしれません。
◆大量の水を使って果肉を先に落としてしまうウォッシュド
この製法は機械で大量に処理されることが多く、生豆そのものがキレイで均一なコーヒー豆です。
私たちはウォッシュドコーヒーに触れる機会の方が多く、味わいもクリアで明瞭。製品化された味わいとなることが多いです。
果肉がとられたコーヒー豆は水できれいに洗われてから乾燥の工程に進みます。
コーヒーの味わいに大きく影響を与えるもの
①コーヒーそのものの品種
②コーヒー豆の製法(ウォッシュド?ナチュラル)
③焙煎の度合
④挽き方
⑤抽出方法
同じコーヒー豆でも上の①~⑤が違うと全く違うコーヒーとなるのもコーヒーの奥深さです。
その中でも②コーヒー豆の製法(ウォッシュド?ナチュラル)が味わいに大きな影響を与えることは意外と知られていないことかもしれません。
ぜひ飲み比べてみてください。